条件変更して、自分らしい資金調達の方法

条件変更とは、銀行などの金融機関から融資を受けるが、当初計画をした返済計画（月々の返済額や返済期間など）通りに進まず、銀行に相談をして、それらの条件の一定期間の見直しと変更を申し入れることです。

その際、返済が滞りそうだなと感じたら、すぐにでも金融機関に相談をするのが得策です。ぎりぎりまで様子を見ていては、改善できるものも改善できない状況になる場合があります。金融機関にとっても歓迎すべき事態ではないのでしょうが、返済をしっかりするという姿勢を見せることが大事なので、まずは金融機関に相談をしましょう。

そして、今後の事業計画書を始め、必要な書類をあらかじめ調べて持参しましょう。現在の状況を明確に表す試算表や資金繰りに関する資料も用意し、何故、どのようにして現状に至ったかを理解確認し、今後どのようにしていくかをしっかりと説明できるように、事前に準備をしておくと良いでしょう。

複数の金融機関から融資を受けている場合、それぞれ同じように条件変更をしなければならないので、その旨も金融機関に説明できるようにしておきましょう。

また、現時点で返済に充てられる額を金融機関側に知らせる必要があります。精一杯の金額を知らせるのではなく、余裕を持った額を提示し、理由を説明して納得してもらうとよいでしょう。余裕なく返済に充ててしまうと、また同じ事を繰り返す可能性があります。

善処していくという姿勢をしっかりと金融機関側に示す必要があると思います。そして、一日も早く当初決めた返済計画に戻すべきでしょう。