気をつけて!電話から始まる融資詐欺

事業資金や住宅購入資金、結婚資金など、様々な理由で融資を必要とする人は多いと思います。そういった人の心につけこんだ詐欺があります。

2005年以降急激に増え、東京都では「貸します詐欺」と名付け、注意を喚起したほどです。その手口は電話をはじめ、ダイレクトメールや携帯電話へのメールなど多岐にわたりました。融資を断られた経験のある人がターゲットになる場合が多く、「信用を示す為に保証金を振り込むように」とか「紹介手数料を払うように」とか「指定金融機関でお金を借り、その現金とカードを保証に融資をする」など、悪質な手口が多いです。

詐欺内容の中には、実在する大手金融会社などの団体名を名乗り、低金利で高額融資を誘い文句とする場合もあり、中小企業支援だなどと言われると信じてしまうこともあるようです。

融資を必要としている時に、詐欺かどうかを見極めるのはとても難しいかもしれませんが、手にしている受話器を置いて考えたり、ダイレクトメールを元に実在の会社かを調べてみると良いでしょう。法律に則って営業をしている金融機関であるなら、銀行系、信販系、投資信託委託会社その他諸々ありますが、お金を借りるのにお金を支払うことを義務化する会社はないはずです。

その他にも、借入金のデータを改ざんしたり、抹消させるなどの提案をしてくる事例もあります。その場合、この様なことができる筈がないと理解し、冷静に判断をし、詐欺にあわないように自衛しましょう。

閉じる